マタニティブルーといえば産後すぐに襲ってくる精神的に不安定になる一過性の症状になります。
マタニティブルーの主な原因は、妊娠中から産後にかけての急激なホルモンバランスの変化によるものです。
しかし実は、最近旦那もマタニティブルーになるケースが多くなってきているのだそうです。
旦那は妊娠も出産もしていないのに、どうしてマタニティブルーになっちゃうの?と疑問に思いますよね。
そこで今回はマタニティブルーは旦那もなるって本当のことなのか、原因と対処法を詳しくご紹介します。
マタニティブルーになりやすい旦那の特徴
産後のママでもマタニティブルーになりやすいタイプがあるように、旦那にもなりやすい人には特徴があります。
もしマタニティブルーに陥りやすいタイプに当てはまっていたら、より気をつけていきたいですね。
ではマタニティブルーになりやすい旦那の特徴を5つ見ていきましょう。
父親の自覚が足りないタイプ
お腹が大きくなって自分の体の中で赤ちゃんを育てているママとは違って、どうしても父親の自覚が出るまで時間がかかるのが男性です。
その中でも特に父親の自覚が足りない場合には「赤ちゃんがいる生活」を受け入れることができずにマタニティブルーに陥ってしまいます。
赤ちゃんがいることでストレスがどんどん溜まって、精神面に影響が出てしまうのですね。
自分が子供の責任を持つことに耐えられないという考えの旦那の場合は、父親の自覚を持つまで非常に時間がかかる傾向にあります。
そのためマタニティブルーから脱却するのも、少し時間がかかってしまうのです。
寂しがりやのお子様タイプ
男性は女性に比べて寂しがりやな人が多いので、このタイプの旦那は結構いるのではないでしょうか。
寂しがりやの旦那の場合は、子供が産まれたことで奥さんを子供にとられたと思ってしまうのです。
自分ひとりが疎外感を抱いてしまい、精神的ストレスが溜まってマタニティブルーに陥ります。
寂しがりやの旦那はマタニティブルーになってしまうと、浮気に走ることもあるので注意が必要です。
自分に注目されなくなってしまうことで不満が溜まるので「旦那版赤ちゃん返り」とも言えますね。
妻を気遣いすぎる執事タイプ
妻に気を遣っていつも優しい旦那は、一見するとマタニティブルーとは無縁のように思います。
しかし妻のことを思い過ぎるが故に、いつのまにかストレスが溜まってしまって爆発することがあるのです。
また妻の精神的な不安定になっている姿を見て、自分も感情移入してしまうことがあります。
辛そうにしている妻を見て、自分も苦しくなってしまって共倒れになってしまうのです。
妻に尽くす執事タイプの旦那は、優しさの反面脆さも併せ持つので気をつけなければなりません。
親切に結果を求めるタイプ
率先して家事や育児などをおこなってくれる旦那も、実は親切に対して結果を求めるタイプである可能性があります。
「こんなに頑張っているのだから、こうならないとおかしい」という固定観念を持っているので、育児に関して壁にぶつかるのです。
自分はこんなに妻や子供のために頑張っているのに、何一つ報われない気持ちになってマタニティブルーになってしまうんですね。
マタニティブルーと無縁に見えて、実はかなり危険度の高いタイプと言えるでしょう。
普段から褒めてもらうために何かを実行したり、報酬がないと行動に移さなかったりする旦那の場合は注意したいですね。
経済的に不安を抱えるタイプ
子供が産まれて一家を養っていくというのは、これまでにないくらいの重圧になります。
子供が産まれる前から経済的に余裕がなかった場合、これまで以上に苦しむことになってストレスが溜まることがあるんですね。
経済的に不安を感じながら育児をする人が非常に多い現代。
旦那がマタニティブルーのような状態になるのは、お金の問題が絡んでいることが多いのです。
特に妊娠をきっかけに結婚をした場合は十分な貯蓄もなく、産後にマタニティブルーが悪化しやすい傾向にあります。
また妻が妊娠を機に仕事を辞めた場合も、経済的な不安が増えるきっかけとなるのです。
マタニティブルーに旦那がなった時の対処法
旦那がマタニティブルーになると、もともと産後に精神的に余裕がなくなる妻もイライラしやすくなります。
夫婦ともにマタニティブルーになると産後の2人の仲に亀裂が走ったり、最悪離婚騒動になったりする原因になるのです。
そこで旦那がマタニティブルーになった時の対処法について、詳しく見ていきましょう。
夫婦で感謝の言葉を言い合う
何かしてもらったとき、旦那が何かしてくれるのを当たり前と思ってしまうことも多いですよね。
しかし感謝の言葉は実際に相手に言わないと、うまく伝わらないものです。
感謝の言葉を伝えられて嫌な気持ちになる人はいないので、夫婦の間に嫌な亀裂が走りにくくなります。
たとえあまり報われないことでも、一言「ありがとう、助かるよ」と言われると頑張れますよね。
男性は単純なので、女性から見て「そんな簡単な言葉で?」と思うようなことでやる気が出ることもあるのです。
マタニティブルーで夫婦の間に亀裂が生じつつあったら、ぜひ感謝の気持ちを言葉にしてみましょう。
育児と離れる時間をつくる
子供に妻を取られたと思ってマタニティブルーになってしまった旦那への対処法は、とにかく夫婦で育児と離れる時間をつくることです。
いつも子供にかかりきりな妻を独り占めできるように、家族などの力を借りていきましょう。
月に一度は子供を預けて2人きりでデートに出かけたり、美味しいものを食べたりすると新鮮な気持ちに戻ることができます。
また妻の立場からでもリフレッシュをすることでストレスが解消されて、旦那にイライラしにくくなります。
2人でリフレッシュしているときはなるべく子供の話題は避けて、楽しく前向きになれる会話を心がけましょう。
帰り際にさりげなく「子供も旦那も同じくらい好きだ」ということを伝えられると良いですね。
他の家庭の旦那と比較しない
男性は他の男性と比較されることを嫌うので、他の家庭の旦那と比べられるのは耐え難いのです。
マタニティブルーになったことで少なからず劣等感を抱いているはずなので、そこで他の人と比べられるとより劣等感が強くなります。
もし比較するとしたら、なるべくポジティブな話題をするようにしましょう。
たとえば「〇〇さんの旦那さんは全く育児しないらしいけど、あなたはすごくやってくれてるよね」などと比較されると喜びます。
他の家庭の旦那は関係なく、あなたが一番だということを伝えて憂うつな気持ちにさせないことがマタニティブルーから復活させるポイントです。
まとめ
マタニティブルーは旦那もなるって本当のことなのか、原因と対処法を詳しくご紹介してきました。
主に父親の自覚がなかったり寂しがりやだったり、経済的に余裕がない場合にマタニティブルーになりやすい傾向にあります。
旦那のマタニティブルーは妻に影響されやすいので、対処法も妻の工夫次第で変わってくるのです。
夫婦の会話の中で感謝の気持ちを伝えたり、ポジティブな話題で夫の株を上げたりするのが効果的となります。
旦那までマタニティブルーになってしまうと非常に苦しい状況になりますが、ここを夫婦で乗り越えてこそより強い絆が生まれるのではないでしょうか。
産後ママは子育てとともに、旦那育ても頑張っていきましょう。